スターウォーズのスピンオフシリーズとして世界中から注目を集めた映画「ローグ・ワン」。ふと疑問に思うこと、それは「ローグ・ワン」って一体どんな意味があるのかということじゃないでしょうか。それをここで解説いたします。
「ローグ・ワン」では銀河帝国軍VS反乱同盟軍の戦いに焦点が置かれ、これまでとは違う全く新しいスターウォーズの世界が見られるとしてファンの期待は高まるばかりです。
これまでのスターウォーズ同様「ローグ・ワン」も細かいストーリー設計や人物背景が用意されているのは言うまでもありません。タイトルの「ローグ・ワン」の一つを取ってもその意味の深さに驚かされるはずです。
ローグ・ワンの意味とは?
ローグ・ワン(Rogue One)の意味を知るにはまず「rogue」という単語の意味を知る必要があります。
【rogue】
- 人をだます
- 人をペテンに掛ける
- いたずらっ子、ならず者、ごろつき、悪党、不良、詐欺師
- はぐれ者、群れからはぐれた動物
- 孤立して自分勝手に行動する
ローグは飛行部隊の名前(コールサイン)
本来「ローグ rogue」は以上のことを意味しますが、そのほかにも様々な使われ方があります。スターウォーズの世界においては「スター・ウォーズ_エピソード4/新たなる希望」で登場したレッド中隊が後にローグ中隊と呼ばれるようになり、「スター・ウォーズ_エピソード5/帝国の逆襲」でもローグ・スコードロン、あるいはローグ中隊として登場しています。
いまいちピンとこない人は、戦闘機Xウイングに乗ってルーク・スカイウォーカーを始めとしたパイロットが出動した飛行部隊のことを思い浮かべたら早いです。あの部隊こそがローグ中隊なのです。また、「ローグ・ワン」とは部隊のパイロットたちのことを指すとも考えられます。
ローグはヒロインの性格
さらに「ローグ・ワン」の主役を思い浮かべてください。本シリーズのヒロインといえばジン・アーソ。彼女は15歳のときから盗みや暴行を繰り返してきた、やんちゃな女性で反乱同盟軍でさえ、彼女を戦士として起用することをためらうほどのアウトローです。
ここで再び「ローグ」の英語の意味を見直してみてください。人をペテンに掛ける、ならず者、はぐれ者、その全てが主人公ジン・アーソにぴったりなのです。
ローグは作品そのもの
本シリーズはスターウォーズシリーズとは全く別の道を行くスピンオフ企画です。これまでのスターウォーズといえばスカイウォーカーの歴史をたどりながらジェダイの騎士とダークフォースの戦いを一環して描いてきましたが、今回は全く違うものになります。
つまり従来の路線から外れたストーリーといえます。そう、ここでも「はぐれ者」や「群れからはぐれた」といった「ローグ」の意味と合致しているのです。「ローグ・ワン Rogue One」はすなわちこれまでのスターウォーズストーリーとは違った「道から外れた作品」を意味しているのです。
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