スパイラル・ソウ・オールリセットのネタバレなしあらすじ感想

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警官ばかりを次々と殺害する謎の愉快犯。ある者は舌を抜かれ、ある者は指を引きちぎられ、またある者は顔に沸騰したワックスかけられ、命を奪われる。そんなグロテスクな話が今回紹介する映画スパイラル・ソウ・オールリセットです。ではさっそく本作のあらすじを紹介していきます。

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スパイラル・ソウ・オールリセットのあらすじ

独立記念日で町中がお祭り騒ぎになっている中、休暇中の警察官ボズは目の前で男が女性の財布をひったくるのを目撃し、追いかけていきました。

逃げ足の速いその男はマンホールを降り、地下鉄へと続くトンネルを走っていきました。仕方なくボズが地下へと降りて後を追うと、そこで待ち構えていた男に突然襲われてしまいます。男は豚のマスクを被っていました。

ボズは布を顔にかけられ、意識を失います。そして気が付くとなんと両腕を針金でしばられ、舌を鉄の器具で挟まれたまま天井に吊るされていたのでした。

そこで線路に落ちていたモニターから映像が流れます。そこにはさっきの豚のマスクを被った犯人の姿がありました。彼はこう言いました。

自分で舌を抜いて生き残るか、そのまま電車にひかれて死ぬか好きにしろ。お前はこれまで何度も証言台に立ち、嘘をつき、無実の人々を刑務所に送りにして来た。そこでいつもお前が嘘をつくために使うその舌を引っこ抜くか、電車にひかれて死ぬか、自分で決めろ。

ボズは究極の選択に迫られるも両腕を縛られ、天井に吊るされていてほとんど身動きがとれなかったためなすすべがなく、結局電車にひかれてしまいあした。

一方、警察署では刑事のジークが上司のアンジーから新しいパートナーと組んで仕事に取り組むようにと命令を受けます。新パートナーは新米刑事のウィリアムでした。

二人はさっそく事件があった地下鉄の現場に行きますが、あまりの残酷な死に方をしたボズの死体を見て驚きます。

その事件を皮切りに犯人を名乗る男から警察署に事件の謎を解くヒントが送られてくるようになりました。最初に送られてきたのはUSBデバイスです。
USBに入っていた動画を再生すると、スパイラルの落書きが書いてある壁の映像が出てきます。ジークはその場所に見覚えがあり、すぐに現場に駆け付けました。

するとジークは小さな箱を見つけます。なんとそこには人間の舌が入っていたのでした。そう、その舌はなんと同僚のボズの舌だったのです。

警察署内では仲間を殺された警官たちが犯人を逮捕に向け躍起になっていました。そんな中、刑事のフィッチがパートナーのクラウスと犯人を手分けてして追いかけることにしました。フィッチが薄暗いビルの中に一人で入っていくと、豚のマスクを被った男が現れ、フィッチも同じく顔に布をかぶされ、意識を失ってしまいます。

気が付いたときにはフィッチは水の入ったタンクの中にいました。両手は指から機械につなげられていました。そこでモニターから映像が流れ、豚のマスクを被った男がこう言います。

お前は、かつて侮辱されたという理由だけで一般市民を射殺した。その指が二度と引き金を引かないように指を引きちぎって逃げるか、タンクの水が溜まるまで待って感電死するかのどっちかを選べ。

フィッチは自分の指がモーターの中に引っ張られていくのを成すすべもなくもがき苦しみながら耐えるしかありませんでした。ところが10本の指が引きちぎられたときにはタンクに水が溜まってしまい、いずれにしても感電して命を落としてしまいます。

こうして犯人による犯行は次第にエスカレートしていき、ジークの同僚が次々とターゲットにされていくのでした。果たして犯人の目的は一体なんなのか。やがてジークは衝撃の事実を知ることになるのでした。

スパイラル・ソウ・オールリセットの見どころ

本作は大人気ホラーシリーズ、ソウのスピンオフ映画として新たに始まった企画でソウ2、3、4の監督として知られるダーレン・リン・バウズマンが監督を務めています。

しかしながらストーリーを考案したのは主演を務めるクリス・ロックで、彼らが製作会社のライオンズゲートに話を持ち掛けたことで実現した作品です。

タイトルのスパイラルとは渦巻やねじりを意味する言葉ですが、激しくねじれた新しい世界へ視聴者と連れて行く、というのがコンセプトになっていて、今後長期的にシリーズ化していくのはまず間違いないです。

最大の見どころはソウシリーズでもお馴染みの犯人による凝った仕掛けの数々でしょう。ありとあらゆる機械や器具を使って拷問が行われる様子はゾクゾクすること間違いなしで、よくこんな方法が思いつくなあと感心してしまいました。

ただし、かなりグロテスクなので、大量の血が流れるスプラッター映画が好きではない人にはおすすめできません。

また、グロテスクなシーンや手の込んだトリックに力を注いでいる分、ストーリー性やリアリティーに欠け、心理的な恐怖はあまりないです。あくまでもエンタメホラーとして楽しむタイプの作品ですね。

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