映画オッペンハイマーあらすじを最初からラストまでネタバレ解説

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クリストファー・ノーラン監督の最高傑作とも言われている映画「オッペンハイマー」。原爆の父と言われた男の半生をつづった同作は一体どんな話なのか。そのストーリーを最初から最後まで一挙紹介していきます。

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映画オッペンハイマーのあらすじ

時は第二次世界大戦後の1954年、世界的に著名な物理学者ロバート・オッペンハイマーは機密取扱者の適格性を問う審議でスパイ容疑をかけられていました。赤狩りが行われた当時、彼は共産主義者とのつながりや共産党系の集会に参加したことがあるとの追求を受けていました。

1924年、オッペンハイマーはイギリスのケンブリッジで物理学を学んでいました。その後、ドイツのゲオルク・アウグスト大学ゲッティンゲンに留学し、博士課程を学びます。そこではドイツ人物理学者ヴェルナー・ハイゼンベルクなどと出会いました。

当時、弟フランクと彼の恋人が共産主義者だったため、オッペンハイマーは彼らに連れ添うように共産党の会議に出席しました。そこでミステリアスな女性ジーンと知りあいます。すぐに二人は男女の関係になり、恋人でもただの友人でもない関係がしばらく続きます。

共産党の会議ではドイツがウランの核分裂を達成したという驚くべきニュースを聞きました。ヒトラーがポーランドを侵略した直後の出来事でした。これは物理学者の将来にかなり影響を及ぼすだろうとオッペンハイマーは考えました。

続いてオッペンハイマーは既婚者で同じく共産党員のキャサリン・パニングと出会います。彼女の結婚生活が上手くいっていないことを知ると、離婚して一緒になることを決断。しばらくしてキャサリンは妊娠し、子供が生まれます。

博士課程を修了したオッペンハイマーは大学で教鞭を取っていました。そこに彼の評判を聞きつけたアメリカ陸軍のレズリー・グローヴス中将がやってきて原爆を開発するためのマンハッタン計画のリーダーにオッペンハイマーを任命します。計画はナチスドイツの兵器開発に対抗するためのものでした。

ユダヤ人だったオッペンハイマーからすると、ユダヤ人迫害を続けるドイツとの戦いに貢献できるのは本望でした。彼は全米から優秀な科学者を集め、ニューメキシコ州ロスアラモスに秘密の研究所を開設し、研究を進めていきました。

しかし研究段階で、原爆を作ることによってさらに地球全体が破壊する可能性があることを悟ります。また、これをきっかけにさらに強力な水素爆弾が開発される恐れもありました。アメリカが作ればソ連やほかの国もそれに続くだろうとも予想できました。

まもなくしてヒットラーは失脚し、ナチスドイツは降伏したものの、アメリカは原爆の開発を続けました。やがて原爆が完成すると開発チームは人類最初の核実験「トリニティ実験」をニューメキシコ州ソコロで実施。

どんな結果になるかは誰にも分かりませんでした。失敗すれば世界が破壊されるリスクがあるとも思われていました。しかし実験は無事成功。

これを受けその直後にハリー・S・トルーマン大統領は広島と長崎に原子爆弾を投下。日本は無条件降伏を余儀なくされ、第二次世界大戦は終焉を迎えました。これによって アメリカではオッペンハイマーは原爆の父と呼ばれ、多くのアメリカ人の命を救った英雄として崇められました。

その一方で多くの犠牲者を出したことに良心が痛みました。原爆の威力を嫌というほど分かっている彼だけにどれだけの人々が苦しんだかを想像するだけでも強い罪悪感に包まれました。

それもあって戦後は、核兵器の国際的な管理を呼びかけ、水素爆弾の開発に反対する活動を行っていきます。しかし同時に冷戦を背景に過去の共産主義者との関係もあってオッペンハイマーは赤狩りの標的となっていきます。

オッペンハイマーだけでなく、彼が長く時間を過ごした同僚たちや家族まで国家安全の審議で尋問を受けました。妻の前でかつての愛人ジーンの話までさせられる始末でした。

結局スパイ容疑は晴れましたが、国家機密保持者として相応しくないと判断され、事実上の公職追放の処分が下されます。

その背後にいたのはオッペンハイマーに個人的な遺恨を抱えていたアメリカ原子力委員会のメンバーのストラウスでした。彼は報復としてオッペンハイマーの功績を剥奪し、汚名を着せようとしていたのです。こうして国に最大限尽くしてきたオッペンハイマーはなにもかも失っただけでなく、世界のためと思って自分が開発した原爆が今までの通常兵器と同じように扱われることを知り、それがどれだけ世界に危険をもたらすのかを理解して絶望したのでした。

>>オッペンハイマーの解説!ラストの意味は?

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