大人気シリーズ「X-MEN」の最新作「X-MENアポカリプス」には多くの舞台裏丸秘エピソードが存在します。これから見る人も、もう見た人も知っておいて損はないトリビア満載の情報を届けします。
1、クイックシルバーのシーンの撮影は3ヶ月半もかかった
本作で最もコミカルで笑えるシーンといえば、クイックシルバーのスローモーションシーン。いくつか彼がハイスピードで動くシーンはありますが、特にXマンション(恵まれし子らの学園)でのシーンはわずか3分のシーンながら撮影には実は3ヶ月半もの時間を要しています。
そのためクイックシルバーを演じたエヴァン・ピーターズはほかの出演者の誰よりもセットで時間を過ごした俳優となりました。セットでは特別な3Dファンタムカメラを用いて撮影が敢行されています。
2、ヒュー・ジャックマンが引退
ウルヴァリンを演じているのはX-Menシリーズでお馴染みのヒュー・ジャックマン。本作ではカメオ出演程度のパートでしたが、来年にはウルヴァリンを主役としたシリーズが公開される予定です。実はその作品を最後にュー・ジャックマンはウルヴァリンの役を引退することを表明しています。
3、ジェニファー・ローレンスも引退の可能性
ミスティークを演じるジェニファー・ローレンスもまた引退を表明しています。彼女の場合は本作が最後のミスティークとなるようです。ミスティークといえばもともとはレベッカ・ローミンが演じていた役をジェニファー・ローレンスが引き継いだ役柄で、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」からスクリーンに登場しています。
ジェニファー・ローレンスの場合はしかし今後のシリーズでも脚本の良し悪しによっては出演する可能性を示唆しています。
4、ウルヴァリンの登場シーン
軍隊の人体実験のような施設に身柄を拘束されていたウルヴァリンは房から逃げ出し、軍人を次々と倒していきますが、そのとき通路で遭遇したフェニックス、サイクロプス、ナイトクローラーのことを見ても無反応のまま通りすぎていきます。
というのも映画シリーズのタイムラインの中では彼らは出会っていないという設定だからです。一方で室内に閉じ込められていたビースト、クイックシルバー、ミスティークはウルヴァリンと過去の作品で絡んでいることから、彼らがウルヴァリンの姿を見ていたら、気づいていたことでしょう。
ちなみにウルヴァリンには今回セリフが全くありませんでした。
5、ホースメンのメンバー
本作でホースメンのメンバーとしてアポカリプスにスカウトされたのはストーム、マグニートー、エンジェル、サイロックの4人です。そのうちエンジェルとサイロックはコミック版でホースメンとして登場するのに対し、ストームとマグニートーはアニメシリーズ「X-メン:エボリューション」でホースメンとして登場しています。
6、スタートレックがTVで流れている
アポカリプスがストームのアパートを訪れたとき、部屋にあるTVで流れているのはなんとSF人気シリーズの「スタートレック」。それも放送されているエピソードは宇宙船のクルーたちがオリンピアの神だと妄信している組織に立ち向かおうとするというストーリーとなっています。
そのほかにも本作ではスタートレックを暗示したシーンが多く登場します。ちなみにプロフェッサーX役でお馴染みのパトリック・スチュワートはスタートレックの主要キャストです。
また、本作の監督であるブライアン・シンガーはスタートレックシリーズの「ネメシス/S.T.X」にカメオ出演した経緯があります。
7、青いミュータントが勢ぞろい
本作ではミスティーク、ビースト、ナイトクローラーなどX-MENに登場する主要の青いミュータントたちが勢ぞろいしています。一見キャラがかぶっているようでもありますが、それには理由があります。
実はコミック版ではミスティークがナイトクローラーの母親であることが分かっていて、映画でも将来的にその路線でストーリーを展開していくのではないと考えられているからです。
8、ウルヴァリンとエンジェルのバックグランドが激似
ウルヴァリンとエンジェルのプロフィールを比べていくと、多くの共通点があることが分かります。
- もともと裕福な家庭で育った
- 家族とは疎遠
- 動物に似たミュータント(ウルヴァリンはオオカミ、エンジェルは鳥)
- ヒーリングの能力に長けている
- 金網の格闘技で成功している
- 攻撃が似ている(ウルヴァリンはメタルクロー、エンジェルはメタルウィング)
9、ブロブが登場していた
コミックシリーズでおなじみの悪役キャラ、ブロブが本作にちょこっと登場しています。登場シーンはエンジェルが出場していた地下格闘技の金網マッチのシーン。ブロブはここでエンジェルにやられてしまいます。
ちなみにブロブは「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」でも登場しており、そこでもやはりウルヴァリンに負けています。まさにやられ役としてときどき登場している憎めないキャラです。
10、ナイトクローラーのジャケット
ナイトクローラーは劇中、多くのシーンで赤いジャケットを身にまとっています。このジャケット、どこかで見覚えがありませんか? そう、実はあのキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンが「スリラー」で使ったジャケットなんです。というのも映画の舞台は1983年、「スリラー」が全米ナンバー1ヒットになった同じ年だからです。
11、スタン・リーのカメオ出演
マーベルコミックの生みの親として知られるスタン・リーが本作にカメオ出演しています。スタン・リーはこれまで「デッドプール」や「アントマン」などの多くのマーベル作品にカメオ出演していますが、実はX-MENシリーズに出演するのはこれが10年ぶり。最後に同シリーズに出たのは「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のときです。ちなみに本作ではスタン・リーは奥さんのジョアン・リーさんと一緒にカメオ出演しています。
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