マンダロリアン&グローグーのトリビアまとめ完全版

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7年ぶりのスター・ウォーズ映画として公開された「スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー」。ファンの期待に応えるかのように、本作にはスター・ウォーズの歴史をひもとくようなトリビアが山ほど詰め込まれていました。その数70個以上ともいわれるほどです。そこでこの記事では
映画館で一回観ただけでは到底気づけない特に熱いものを厳選して紹介していきます。

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レイザー・クレスト

ウォード大佐がディン・ジャリンに報酬として与えたのがレイザー・クレスト。実はこの戦闘機、マンダロリアン・シーズン1からシーズン2にかけてディン・ジャリンが愛用していたものと同じモデル。当時モフ・ギデオンに破壊されて以来、自分の愛用していた戦闘機が戻って来たという話だったのです。

サバックカード

本作ではならず者となった帝国軍将校たちの顔がサバックカードにプリントされており、そのカードを見てディン・ジャリンが賞金稼ぎの仕事をするという流れになっていました。

ちなみにサバックカードは『スター・ウォーズ』の世界に存在する、運と戦略の両方が重要なカードゲームのことで、かつてランド・カルリシアンがサバックの賭けに負けてミレニアムファルコン号ッハン・ソロに奪われたことで有名。

ハット

本作の悪役の中心だった双子の兄弟といえばハット・ツインズ。あのジャバ・ザ・ハットの従弟にあたるハットファミリーの一員で、ボバ・フェットシリーズにも登場しているキャラです。

46年越しに明かされたスノートルーパーの素顔

スター・ウォーズ帝国の逆襲で初登場したスノートルーパーですが、実はヘルメットの正面が46年間ずっとちゃんと映されていませんでした。布製のフードが顔の部分を覆っていたため、完全な形のヘルメットを誰も見たことがなかったのです。

そんな中、本作でついにその全貌が明らかになります。些細なことのように思えるかもしれませんが、長年のスター・ウォーズファンにとってはたまらない瞬間。しかも声を担当しているのはサム・ウィットワー。ダース・モールの声優として知られる人物。そんな彼がスノートルーパーの声を担当していたのです。

ケナーのおもちゃ

本作にはINT-4インターセプターという乗り物が登場。これは実在するケナー社のおもちゃをモデルにしています。1970年代のスター・ウォーズ関連商品を参考にして映画のスクリーンに登場させるという試みで玩具が映画に登場した瞬間だったのです。

司令官バロの脱出機として使われるため、ストーリー上でも重要な役割を担っています。小さいころスター・ウォーズのフィギュアで遊んでいた世代には特別な意味を持つトリビアに違いないです。

ゼブ・オレリオスが実写デビュー

アニメシリーズ、スター・ウォーズ:反乱者たちのファンに向けた最高のプレゼントの一つが、ゼブ・オレリオスの実写登場じゃないでしょうか。ラサット人の彼は反乱者たちの主要キャラクター、アニメ版の声優のスティーヴ・ブルム(稲葉実)の声もそのまま引き継がれています。

本作でゼブ・オレリオスはローグ・ワンに登場したUウィングを操縦するという形で出演。幾度となくディン・ジャリンを助ける相棒的な存在でした。アニメシリーズから実写スクリーンへ、長年待ち続けたファンには感慨深い場面となったはずです。

AT-AT

H.G.ウェルズの宇宙戦争に登場するトライポッドからインスパイアされたスター・ウォーズを代表するメカのひとつAT-AT。本作ではオープニングシーンにAT-ATが3機登場し、ディン・ジャリンが単独で相手にします。あれは「帝国の逆襲」でルークが1機と対峙したシーンと対になる演出でした。

AT-RT

冒頭のシーンでディン・ジャリンが雪山を駆け下りるときに乗るのが帝国仕様のAT-RTです。もともとクローン戦争時代の共和国軍が使っていた乗り物で、カシーク星の戦いなどで活躍しましたが帝国バージョンがスクリーンに登場するのは今作が初めてです。

ライトセーバーなし、名前も呼ばれない、史上初の試み

本作にはふたつの歴史的な初記録があります。まず、スター・ウォーズ映画としてライトセーバーが一切登場しない初の作品であるということ。マンダロリアンの世界観が持つ独自の雰囲気を徹底して守った結果です。

もうひとつは、主人公ディン・ジャリンの名前が劇中で一度も声に出して呼ばれないこと。これもシリーズ映画では初めてのことです。知らずに観ていたら気づかなかった人も多いのではないでしょうか。

ロッタ・ザ・ハット

本作に登場するロッタ・ザ・ハットはクローン・ウォーズのアニメ映画(2008年)に赤ちゃんとして登場していたキャラクター。当時アソーカがスティンキーというあだ名をつけていたキャラですが、あのロッタが成長して本作に戻ってきたのです。

アンゼランたちの名前にヨーダの秘密

本作に登場する小さな生き物アンゼランたちには、バイ、クラン、キート、ミンチという名前がついています。そしてミンチという名前には深い意味が隠れています。

ミンチとはヨーダの元々の名前として帝国の逆襲の制作中に検討されていた名前で最終的には採用されなかったものの、その名前が何十年もたってここで復活したのです。本作を監督したジョン・ファブローをはじめスタッフたちのスター・ウォーズへの愛情が伝わってくる細かいポイントです。

ちなみにアンゼランたちは、スター・ウォーズ/フォースの覚醒で初登場したキャラたちです。

マーティン・スコセッシとシガニー・ウィーバーが初参戦

本作のキャストにはふたりの大物の名前が並んでいます。エイリアンやアバターの映像で名をはせたシガニー・ウィーバーがウォード大佐として、さらに、あの映画監督マーティン・スコセッシがアルデニア人シェフのキャラクターとして声のみで出演しているのです。二人ともスターウォーズ作品には初めての出演。

シガニー・ウィーバーに関してはカメオ出演にとどまらず、ほぼメインキャラクターの一人といっていいほどの扱いでした。もしかすると、今後も継続参戦の可能性がありそうです。

マーティン・スコセッシのキャラクターの名はヒューゴー・デュラント。そう、あのフードトラックの店主です。ヒューゴーは何度もディン・ジャリンから情報を吐くように促されますが、怖くてすぐに店を閉めてしまうというコミカルなキャラでした。ちなみに彼はハン・ソロに登場したリオ・デュラントの親族という設定です。外見を見ると、実際にスコセッシの特徴的なモジャモジャした眉毛を反映したビジュアルになっているというおまけ付きです。

ホロチェスの巨大バトル

オリジナル三部作を観た人なら、ミレニアム・ファルコンの中でチューバッカとR2-D2がテーブルの上でプレイしていたホログラムゲームを覚えているはずです。正式名称はデジャリックというんですが、あのゲームが、本作で実物大として登場します。

ロッタ・ザ・ハットがほかのエイリアンと戦うシーンはそれで、あれはホログラム映画の再現シーンなのです。製作陣が細部まで元のデザインを再現しており、ベテランファンほど興奮できる場面になっています。ディンがそのゲームをデジャリックと名指しするセリフまであります。

ベビー・グルート

ディン・ジャリンがグローグーに操縦を教える場面に注目。コントロールパネルを前に困り顔のグローグーは、余計なボタンを押してしまい、ミサイルを放ってしまいます。あのシーンは実は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOL.2』で爆発物のボタンを前にして途方に暮れるベビー・グルートの意図的なオマージュと思って間違いないでしょう。

サム・ウィットワー

ダース・モールの声優として有名なサム・ウィットワーが、スノートルーパーの一人として声出演しています。『アンドー』シーズン1のショア・トルーパーなど、わき役として何度もスター・ウォーズに顔を出しており、もはや恒例行事になってきました。

歴代監督勢ぞろい

バーに並ぶアデルフィ・レンジャーズの中に、『マンダロリアン』シリーズでお馴染みの歴代監督たちが勢ぞろいしています。デイヴ・フィローニはトラッパー・ウルフ、デボラ・チョウはサッシュ・ケッター、リック・ファミュイワはジブ・ドジャー、リー・アイザック・チュンはドク・スリとして出演。ルーカスフィルムのシニアVPでデザイン部門を率いるダグ・チャンも、ブリック中尉として参加しています。

瞑想

グローグーが負傷したディン・ジャリンを看病して回復させるシーンでは森の中で瞑想するくだりがありました。あれはもちろん『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のヨーダの瞑想シーンのオマージュ。

さらに、グローグーは杖を見つけて持ち歩くシーンまであり、その姿はますますヨーダとそっくりでしたね。

明日に向かって撃て!へのオマージュ

終盤でディン・ジャリン、グローグー、ロッタ・ザ・ハットの3人が断崖から飛び込むシーンは、映画ファンなら見覚えがあるでしょう。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが主演した1969年の名作、「明日に向かって撃て!」のあの飛び込みシーンへのオマージュです。

スター・ウォーズというSF世界に西部劇の名作を重ねるのはジョン・ファブローらしいセンスですよね。というのもスターウォーズは西部劇の影響を多く受けているからです。特にマンダロリアンシリーズが一貫して持つ西部劇テイストが映画でも健在であることを示していますね。

カール・ウェザーズへのトリビュート

グリーフ・カルガを演じ、マンダロリアンのドラマシリーズでは監督としても貢献した俳優のカール・ウェザーズは2024年2月に亡くなっていますが本作の劇中には、彼を称えるウェザーズ・アポロという看板が登場。

ウェザーズが演じた伝説的なキャラクター、そして彼の代表作でもあるロッキーシリーズのアポロ・クリードへの言及でもあり、シリーズファンとハリウッドへの愛を同時に表現した素敵なトリビュートになっています。

として名を刻みました。シリーズ全体で8人目のトップビリング俳優という記録でもあります。

C-3PO声優が管制官に

オリジナル三部作からC-3POを演じ続けてきたアンソニー・ダニエルズが、本作では声のみで出演。その役とは管制官のキャラクターです。姿は見えませんが、ファンならあの声を聞き分けられるはずです。

カーソン・テヴァ

マンダロリアンシーズン2・3に登場した新共和国のパイロット、カーソン・テヴァ役の韓国系俳優ポール・サン=ヒョン・リーが本作でも続投しています。大きな見せ場はなくとも、シリーズを通じて観てきた人には懐かしい顔です。

ディン・ジャリンの戦い方はバットマンだった

ディン・ジャリンが暗闇の中で複数の敵を相手にする戦闘シーンは、バットマンの戦闘スタイルを意識して設計されています。マンダロリアンがコミックヒーロー的な立ち位置で描かれていることの表れでもあります。

シャカリは禁酒法時代のシカゴ

本作の主な舞台となる都市シャカリは、1920年代のシカゴ、いわゆる禁酒法時代をモデルに設計されています。街中で違法な塩の取引が行われているという設定も、当時の密造酒取引を反映したものです。バーでの乱闘シーンがジョン・ウーのハード・ボイルドを意識していることも製作陣が明かしています。

エンボ

本作で幾度となくディン・ジャリンの前に立ちはだかるのがクローン大戦中に活躍したキューゾの賞金稼ぎのエンボ。侍の姿をした彼はもともとはクローン・ウォーズ・シーズン2に登場したキャラでヴィランとしてはインパクト大だったんじゃないでしょうか。

マドホーンの卵がヒューゴーの厨房に

マンダロリアンシーズン1のチャプター2でダン・ジャリンとグローグーがマドホーンと戦ったエピソードを覚えているでしょうか。ヒューゴー・デュラントの料理にあのマドホーンの卵が食材として登場します。シリーズを見ていた人にはニヤリとさせられる小道具です。

ドラゴン・スネーク

ディン・ジャリンがハット・ツインズによって水の中に落とされたときに登場するのがドラゴン・スネーク。実はあの蛇は、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』で登場しており、そのときは惑星ダゴバにおいてR2-D2を飲み込もうとし、吐き出していましたね。

ちなみに本作でのシーンは、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』でジャバ・ザ・ハットが同じようにモンスターの部屋へ、人を落とすシーンのオマージュです。

ロッタが新共和国へ

エンディングでロッタが新共和国への加入を考えると告げます。もちろんこれはクローン・ウォーズで赤ちゃんのロッタを救ったアソーカとの再会が、自然な形で示唆されるシーンです。もしかすると、将来の映画で再会が実現するのでしょうか。

グローグーがディン・ジャリンを救う

テレビシリーズでは常にディン・ジャリンがグローグーを守る構図でした。本作ではその関係が逆転し、グローグーがディン・ジャリンを救います。シリーズを通じた師弟関係の完成形として描かれた場面といえるでしょう。

まとめ

マンダロリアン・アンド・グローグーは、単体の映画として楽しめる完成度を持ちながら、長年スター・ウォーズを観てきた人ほど発見が多い作品になっています。70個以上と言われるトリビアのすべてに気づくのは一度では難しいかもしれませんが、2目、3回目に観に行く理由がある映画といえるでしょう。