映画ソウのネタバレあり考察!ラストと豚の意味

この記事は 約4 分で読めます。

人気ホラーシリーズ、ソウのスピンオフ映画スパイラルが劇場公開され、新たなシリーズの序章が始まりました。

本作は単純で分かりやすいエンタメホラーですが、実は見落としがちなポイントがいくつもあります。そこでこの記事では本作のトリビアを解説していきます。なお、ネタバレも含まれますのでまだ見ていない人や知りたくない人はくれぐれもスルーしてください。

スポンサーリンク

豚の意味

 

本作の犯人は豚のマスクを被り、警官ばかりを狙うという行動パターンがありました。では一体なぜ犯人は豚のマスクを被っていたのでしょうか。

もともとソウシリーズでは、連続殺人犯のジグソウがゲームの対象となる被験者を誘拐する際に必ず使っていたのが豚のマスクでした。

最初は、中国の干支である豚年にチャイナタウンのお祭りで路上販売されていた豚の仮面を使用したのがきっかけでしたが、スパイラルの犯人はジグソウの模倣犯でもあったため、豚のマスクを使用していました。

ただ、それだけではありません。実は英語ではpigというのは警官に対する侮辱の言葉でもあるため、警官を挑発する意味でも犯人は豚のマスクを使っていたのです。

ちなみにスパイラルの中では数多くの豚が意図的に使われていて、冒頭の遊園地のシーンでは豚のバルーン、警官が使っていたコーヒーカップには豚の絵、肉屋の棚には豚の人形がありましたね。

トラップの意味

ソウシリーズ同様、スパイラルでも犯人による手の込んだ様々なトラップが用意されていました。

地下鉄ではボズが舌を鉄の器具に挟まれたまま天井につるされるトラップにかかりましたが、あれはソウ3でトロイが鎖に体中つながれた状態で、爆弾が爆発するまでに脱出しなければ死んでしまう、というトラップと似ていましたね。あのときもテレビのスクリーンに犯人の映像が流れ、その鎖を壊して逃げるか、死ぬかのどちらかを選べと犯人は被害者に言っていましたね。

フィッチ刑事に仕掛けられたフィンガートラップは指の先をモーターにつながれ、指を引きちぎられる、という残虐なものでした。あれはもちろんソウ5のバスタブで使われた電気ケーブルのトラップを真似たものでしょう。あのシーンでフィッチが失いますが、あれは切断された指をあしらったソウ2のポスターのオマージュといえそうです。ちなみにそのポスターは過激すると問題になり、自主回収された背景があります。

また、終盤でジークが手に手錠をかけられパイプにつながれるシーンはもちろんソウ1の冒頭のシーンとオマージュです。

会議室の資料

刑事のジークが犯人逮捕に向け、会議で情報を集めているシーンでは、ジグソウの正体であるジョン・クレイマーについて調べているのが分かります。

ボードにはソウ4の映像をスクショした画像までありましたね。また、ソウ2で登場したオビ・テイトとアディソン・コーデイの写真を見ているシーンまであります。

また、ジョン・クレイマー自身の写真や腹話術のビリー人形の絵も写っていましたね。

ちなみにスパイラルの絵は、ビリー人形の頬っぺたに書かれた渦巻から来ていると考えられます。

スパイラルにはねじれや渦巻の意味がありますが、この映画では終わりのない暴力のループや警察組織の不正、汚職を象徴しているとも考えられそうです。

アパート

ジークがドラッグディーラーのアパートに侵入したくだりでは、廊下でタンクトップを来た太った男性とすれ違うシーンがありました。

あれはソウ4で、警官のダニエル・リッグがホテルにがさ入れに入ったシーンのオマージュで、ホテルのフロントで働いていた男もやはり太ったタンクトップを来た男でしたね。

また、ジークがドラッグディーラーのアパートの部屋にたどりつく前に狂暴なブルドッグと遭遇する場面がありましたが、あれはソウ5で刑事のマーク・ホフマンがアパートで遭遇する犬シーンと被りますね。

被害者が犯人

ソウシリーズではこれまで何度も被害者だと思われた人物が犯人、または共犯者だった、という展開がありましたね。ソウ1ではジョン、ソウ2ではアマンダ、ソウ4ではマーク・ホフマン、ジグソウ:ソウ・レガシーではローガン・ネルソンがそれにあたります。

スパイラルでも同じ手法が使われていて、殺されたはずのウィリアムが実は犯人だった、というオチになっていました。

ちなみにウィリアムとジークが、かつてウィリアムの父親を殺した元警官のピーターに協会に会いに行ったとき、ウィリアムはさりげなく、ジークの後ろに隠れるようにして立っていたましたね。

あれはピーターが当時子供だった自分のことを覚えているかもしれないという恐れからそうしたのでした。

ラストでウィリアムは警官たちが突入してくる寸前にエレベーターに乗って現場から逃げましたが、あれはソウ2で、ジグソウことジョン・クレイマーがエレベーターに乗って逃げるシーンをはじめ、ゲームオーバーの合言葉で終わるソウシリーズ作品のエンディングを彷彿とさせましたね。

以上、映画スパイラルについてでした。