【ネタバレ】映画透明人間のトリビアとラストの意味!

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ついに話題のホラー映画「透明人間」が日本でも劇場公開され、多くの視聴者を恐怖の渦に巻き込んでいます。

また、本作については細かい点やラストシーンの意味など、若干見落としがちな箇所も多かったのではないでしょうか。

そこでこの記事では、透明人間のストーリー上におけるポイントとなる伏線とその伏線が回収されるラストのシーンを解説していきます。

なお、ネタバレが含まれますので、知りたくない人はくれぐれもスルーしてください。

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透明人間の正体はエイドリアンか、それともトムか

映画透明人間では、姿が見えないだけあって、セシリアを苦しめていた犯人は恋人のエイドリアンだったのか、それとも兄のトムだったのかというのが謎になっていました。

実際、トムが透明人間のスーツを着ていた場面があり、エイドリアンがトムに監禁されていた、という意外な展開があったため、余計に犯人が誰なのかを分からなくさせていましたね。

また、エイドリアンは最後までトムに操られていた。黒幕はトムだった、と言っていたことがさらに混乱を招いたのではないでしょうか。

まず、実際エイドリアンとトムが共謀していたのは明らかでしょう。トムは、セシリアが親友のジェームズの娘のために学費を積み立てていたことなど、かなり個人的な情報まで掴んでいましたね。

エイドリアンが死んだ、という話をセシリアに信じ込ませようとしたのもトムだったことから、トムもまた共犯者であることは否定できないです。

しかしながら全てはエイドリアンが仕組んだ罠だった、と考えるのが自然でしょう。トムを洗脳し、操っていたのは弟のエイドリアンだったに違いなく、またセシリアもそう考えていたのです。そしてそれがセシリアのラストシーンの行動につながったのです。

そもそも透明人間スーツを開発した天才的な発明家はエイドリアンでしたね。彼は普通の人間のIQを遥かに超える知能を持っていました。それだけではありません。人の行動を読むことや人を操ることにも長けていました。

もともとエイドリアンはセシリアのことも支配していました。彼はセシリアを暴力と歪んだ愛情の両方を使って長年自分の思いどおりにしていましたね。

彼女が逃げようとしていることもエイドリアンは最初から知っていました。家に監視カメラを設置していたのはそのためです。

また、セシリアが隠れて避妊ピルを飲んでいたことまで彼は気づいていて、その結果、薬の中身をセシリアが知らないうちに入れ替えていたのです。

それほどエイドリアンは賢く、敏感で、そんな彼が兄のトムに利用されるなんてことはまずないでしょう。

サプライズとナイフ

本作で度々登場するのが、ナイフとサプライズというキーワードです。なぜなら二つとも物語の鍵を握る重要な要素だからです。

一番最初にサプライズというキーワードが飛び出したのは、セシリアが屋根裏部屋で携帯電話を見つけたときです。その携帯の画面には、何者かから「サプライズ」と書かれたメッセージが送られきましたね。

また、同じ場所にはナイフが落ちていました。あのナイフはその後、ナイフが殺人に使われることを示唆する伏線だったのです。その証拠にまるでナイフが殺人事件に使われた武器のように透明の袋に入っていましたね。

その後、セシリアが妹のエミリーとレストランで食事をしているとき、エミリーがナイフで透明人間に首を切られて命を落とします。その場にいたセシリアが当然犯人扱いされ、彼女は逮捕されてしまいます。ちなみにエミリーにセシリアの名前でメールを送っていたのもエイドリアンの仕業です。そうすることで以前からセシリアがエミリーを憎んでいたことにし、彼女の犯行を裏付けようと仕向けたのです。

それによってセシリアは、人々から妄想癖のある頭のおかしい狂人として扱われるようになり、誰も彼女のいうことを信じてくれなくなりました。それこそがエイドリアンの最初からの目的でもあったのです。

逮捕されたセシリアの前に透明人間として現れたエイドリアンは意識がもうろうとする彼女に対し、再びサプライズと言いましたね。あれによってサプライズがエイドリアンのお気に入りのキーワードであることがはっきりしました。つまり携帯のメッセージの送り主もエイドリアンだったのです。

そしてラストシーンで最大のサプライズが待っていました。

映画透明人間のラストシーンの意味

ラストでセシリアはトムに監禁されていたというエイドリアンの家に招待され、彼に会いに行きます。エイドリアンはあろうことかセシリアと寄りを戻そうとしていました。

一方のセシリアは、エイドリアンが犯人だったことを突き止めるためにボイスレーコーダーを持参し、彼との会話を外で待っていた親友のジェームズに聞かせていました。そしてエイドリアン本人にあなたが全てやったんでしょ、と自白を迫ったのです。

しかし前述した通り、エイドリアンは相手の行動を読むことに長けています。きっとあのときセシリアが会話を録音していたことにも彼は気づいていたのでしょう。だからこそエイドリアンは自分が犯人だとは決して言いませんでした。最後までトムに責任を着せようとし、自分の罪を認めなかったのです。

しびれを切らしたセシリアは涙を流してトイレに行きます。そしてあの間に透明人間のスーツを着て、ナイフを使ってエイドリアンの首を切ったのでした。

ちなみにあの殺し方はエイドリアンがセシリアの妹のエイミーを殺したやり方と同じでしたね。また、エイドリアンが監視カメラを使っていたことを知っていたセシリアはそのカメラを利用してまるでエイドリアンが自分で自分の首を切ったかのように見せかけたのです。そうすることで自殺を裏付ける証拠として残るからです。

そう、つまりセシリアはエイドリアンのトリックを逆手にとって、復讐を果たしたのでした。そんなセシリアが最後にエイドリアンに言ったのが、サプライズ、という言葉でしたね。セシリアはナイフを使って復讐し、サプライズという言葉で締めくくり、それまでの伏線を全て回収したのでした。

ラストシーンをよく見ると分かりますが、実はセシリアは最初あの家に着いたときには荷物を持っていませんでした。

しかし帰るときには、透明人間のスーツが入った手提げかばんを持っていましたね。あれは以前にセシリアが誰もいないエイドリアンの家に行ったときにクローゼットに隠しておいたものです。そう、セシリアはエイドリアンが生きていることを知っていたため、ずっと復讐の機会を待っていたのでした。

エイドリアンと再会したときに寿司、パスタ、ステーキのどれを食べると聞かれ、セシリアがステーキを選んだのは、ステーキだとナイフを使うことになるからです。

そして長い間、透明人間に苦しめられたセシリア自身が、最後は透明人間になったのでした。

以上、映画透明人間の解説でした。