映画オールドのネタバレ抜きの感想とあらすじ!つまらないです

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M・ナイト・シャマラン監督による最新ホラー映画オールドが世界各国で公開され、さっそく見てきました。そこでこの記事では気になる本作のあらすじと感想を辛口で紹介します。結論からいうと、ものすごく、くだらない映画でした。

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オールドのあらすじ

ガイとプリスカは二人の子供のトレントとマドックスを連れてリゾートホテルにやってきました。プリスカはガイと離婚を考えていました。そう、この旅は彼らにとって離婚前の最後の旅になる予定だったのです。

リゾートホテルで彼らはウェルカムドリンクと共に歓迎され、子供たちは綺麗なビーチにやってきたことで大喜びでした。

家族が朝食を食べていると、ホテルのマネージャーが席にやってきて、この近くに特別なビーチがあると言いました。なんでもそこは岩で囲まれた誰も知らない秘密のビーチで、ほかのゲストには内緒で彼らにだけ特別に教えてあげる、と言うのです。

さっそくガイたちはホテルの送迎車に連ってそのビーチに行ってみます。同じ車に医者のチャールズ、妻のクリスタル、二人の娘のカーラ、チャールズの母アグネスもいました。

彼らがビーチの前に到着すると、バンの運転手は食料だけ渡し、荷物を渡すのを手伝おうともせずにすぐにホテルに戻っていってしまいます。

ビーチには先客の男がいました。有名なラッパーのミッドサイズ・セダンです。彼はそこに一人でいました。

確かにビーチは美しく、岩に囲まれたその場所はほかの観光客には決して見つけることのできない穴場のスポットです。

一見、天国のように見える場所はしかしある女性の死体が見つかったことで一転します。その女性はミッドサイズ・セダンの連れの女性でした。女性は溺れて死んだようでした。

続いてチャールズの母のアグネスの心臓が突然止まり、息を引き取ってしまいます。一体何が起きているのか。

するとそこに看護師と心理カウンセラーのカップルのジャリンとパトリシアが到着します。そして気づくとさっきまで小さな子供だったトレントとマドックスの体が大きくなって成長しているのでした。両親が見ても誰だか分からないぐらいでした。チャールズの娘カーラも同じでした。一体このビーチで何が起こっているのか。やがて彼らは衝撃の事実を突き止めることになります。

オールドの感想

M・ナイト・シャマラン監督の最新作ということで話題性もあり、予告動画は現時点で80万回再生を超えるほどの注目を集めている本作ですが、実際中身は駄作だったといわざるを得ないです。

岩で囲まれた大自然による超常現象におって、通常より早く歳を取ってしまうビーチで子供たちが瞬く間に大きくなるのに対し、大人たちが年寄りになる、または死んでしまうというコンセプトは素晴らしいです。

しかしそのコンセプトを物語に上手くあてはめることができたか、というと残念ながら失敗していました。

まず、時間が経過すること、歳を取ることが一体どういうことなのかのを突きつめていないため、その都度ストーリー上の都合のいいときだけに時間が進み、登場人物が年を取るような感じになっています。

まず、わずか数時間であれだけ大きくなってしまうトレントとマドックスが子供の体をしていたときと同じサイズの水着を着ているのは無理がありますよね。途中でマドックスがお母さんの水着に着替えるシーンがあったり、なんとか辻褄を合わせようと頑張っている箇所もありましたが、時間が速く進むということだけにフォーカスしすぎたばかりかほかの部分で多くの矛盾が生じていました。

例えば肉体の変化は時間の進み具合に沿って成長、または劣化していくのに対し、精神的な部分はもとのままだという設定になっています。それもそのはず子供たちの体は時間と共に成長していく一方で、特になにか新しいものを覚えたり、経験したりしているわけではないのでメンタルはそのままなのです。

にも関わらずトレントと親たちから離れている隙にカーラと子供を作り、妊娠させてしまいます。さっきまで6歳だった男の子が何の情報も経験もなしにホルモンの成長だけで性に目覚め、同じくさっきまで6歳だった少女と両親たちがすぐ近くにいるビーチで性行為をする、というのが無理がありますよね。あれは映画製作側のモラル的にもかなり問題のシーンだったと思います。

いずれにしてもあのビーチで起こることはほとんどが、時間が速く進んでいる、ということを強調するための出来事ばかりで、それぞれのエピソードがリンクしているわけでもないのがストーリー構成としてダメですね。

全体的におおまかな設定は全て登場人物の口から説明され、逆に都合の悪い設定はスルーされます。なぜあのビーチだけ時間が速く進むのかについては全く説明がなく、あのビーチから岩をくぐって出ようとすると跳ね返されて、意識が飛んでしまうことも分からないままでした。

つまり大分強引なストーリーといえるでしょう。それについていけるかどうかが視聴者によって分かれるはずで、正直僕はついていけませんでした。

そして最後のオチも無理やり問題を解決して物語を締めくくった感が強く、サプライズよりもバカバカしさが残りました。M・ナイト・シャマラン監督の作品は当たり外れがありますが、この作品は残念ながら外れでした。以上、オールドについてでした。

>>映画オールドのラストの意味とネタバレ考察!

 

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