TENETテネットのあらすじをラストまで解説!意味不明な話を解決

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ついにクリストファーノーラン監督による、話題のSF超大作テネットが世界各国で上映されました。そこでこの記事ではすでに鑑賞した僕が、本作の気にあるあらすじを最初から最後まで紹介します。

なお、ストーリーを知りたくない人はくれぐれもスルーしてください。ただし、テネットに限っては普通に見ただけでは、まず話の内容を理解できないでしょう。それだけ複雑なので、事前におさらいしておきたい人やすでに見て復習したい人は、ぜひ最後まで見てみてください。

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TENETテネットのあらすじ1 謎の組織テネット

本作の主役は名もなき男で、物語の中では主人公と呼ばれています。主人公ことCIAエージェントの男は、ある日ウクライナの首都キエフのオペラハウスの突入作戦にアンダーカバーの捜査官として潜入します。

彼はオペラハウスでスパイの仲間を助け出し、同時に見たこともない謎の物体を回収します。一瞬、敵に撃たれそうになりますが、何者かによって間一髪のところで命を救われます。その男はオレンジの色の紐にくくられたお守りのようなものをバックパックにつけていました。

彼のおかけで主人公はオペラハウスにしかけられた爆弾を拾い集め、なんとか観客たちの命を救うことができました、

ところが作戦を終えると、主人公はロシア人に捕まってしまい、仲間と一緒に拷問を受けることになります。そこで彼は仲間の命を救うために自ら毒の入ったカプセルを飲み、死ぬことを選びました。

主人公が目を覚ますと、なぜか彼はベッドの上にいました。そこにスーツを着た男がやって来て、毒薬は主人公が任務に適任かどうかを測るためのテストだったと言います。

その任務とは核戦争よりももっと深刻な第三次世界大戦から地球を救うことでした。そしてテネットというワードを耳にします。テネットというのは謎の組織で、主人公は半ば強制的にそのメンバーにさせられたのでした。

TENETテネットのあらすじ2 逆行弾の出どころ

主人公はテネットの目的がなんなのかを知るために女性科学者のバーバラところに向かいました。すると、女性科学者は彼に時間の中を逆行することのできる銃弾を見せます。その銃弾を使って銃を撃つと、弾は銃の外に出るのではなく弾倉の中に入るのです。

なんでもそれは未来で、何者かによって開発されたようでした。主人公は銃弾の出どころを探ろうと、インドに向かいます。

インドで協力者のニール とコンタクトを取り、武器商人のアジトに潜入しました。
すると、武器商人の妻プリヤも同じくテネットのメンバーであることを知ります。どうやら彼女がテネットの黒幕のようなのです。

プリヤによると、逆行する銃弾の出どころはロシア人の武器ディーラー、アンドレイ・セイターだといいます。アンドレイ・セイターは何らかの方法で普通の銃弾を逆行銃弾へと変えることができるようで、未来と過去の仲介人とまで言われているのでした。

TENETテネットのあらすじ3 ゴヤの絵奪還作戦

それを聞いた主人公はアンドレイ・セイターに接近するためにアンドレイ・セイターの妻キャットことキャサリンとコンタクトを取りました。

キャットは美術品の鑑定士をやっていて、偽物のゴヤの絵をかつて夫のアンドレイ・セイターに売ったことで弱みを握られていました。そのことでいつでも刑務所送りにできると脅されていたのです。そのせいでキャットは夫と離婚もできず、息子を奪われる恐怖に怯えていました。

主人公の男は、もう一枚の偽物のゴヤの絵を持ってキャットに会いに行きました。その絵が同じディーラーからの偽物の絵だと分かると、キャットは主人公に身の上話を始めます。そして一枚の偽物の絵をきっかけに夫から自由を奪われている現状を語るのでした。

最後に二人が幸せだった思い出はベトナム旅行中にヨットに乗っていたときでした。キャットは離婚を切り出しましたが、上手くいきませんでした。二度と息子に会わせなくしてやると脅されたのです。

ヨットから陸に戻ったとき、キャットはある女性が夫のヨットから海に飛び込む瞬間を目にしました。もしかすると夫の愛人でしょうか。自由に海に飛び込んでいく、その女性を見てキャットは羨ましく思いました。自分には自由などなかったからです。

その話を聞いた主人公はキャットの絵を奪い返す計画を企てます。キャットの絵はノルウェーのオスロ空港の中にあるフリーポートの倉庫の中に保管されていました。そこにアンドレイ・セイターは年に数回訪れるといいます。美術品に興味がないアンドレイ・セイターが何度も行くとなると、そこになにか逆行する武器の手がかりがある可能性があります。

主人公はニールやほかの協力者の助けを借りて、ジャンボジェットを衝突させて空港のシステムを停止に追い込み、内部の設定をリセットする、という作戦を立てます。

そのやり方で見事、フリーポートの内部に潜入した主人公とニールでしたが、誰もいないはずの建物の中に誰かがいることに気づきます。そしてある部屋に入ると、突然回転式の扉からマスクをつけた男が二人現れ、主人公とニールと格闘になりました。マスクをつけた男たちの一人は以前に見た銃弾のように時間を逆行する人間だったのです。

二人はなんとか男たちを追っ払い、救助隊が現れたときに消火用のハロゲンガスで気絶したフリをしました。そうして被害者として現場から出ることに成功します。

TENETテネットのあらすじ4 セイターとの遭遇

後に主人公はテネットの黒幕プリヤから、オスロ空港のフリーポートの部屋にあった回転式の扉こそが物体のエントロピーを逆行させる機械であることを聞かされます。扉から出てきた2人の男は同一人物で、一人が時間に対して順行に、もう一人が逆行していたというのです。

その機械をアンドレイ・セイターは未来から手に入れたのでした。第三次世界大戦の鍵はアンドレイ・セイターが握っているのはもはや明らかでした。アンドレイ・セイターの目的と役目を知るためにも、主人公は彼に直接会いに行く必要がありました。

主人公はアンドレイ・セイターの妻キャットのところに行きました。すると、キャットはすでにオスロー空港での事件について知っていました。実はフリーポートでゴヤの偽物の絵は取り戻せませんでしたが、彼は処分したとキャットに嘘を付きました。

そうやって彼女の信頼を得たうえで主人公は自分を夫に紹介するようにキャットに迫ったのでした。当然、アンドレイ・セイターは見たことのないアメリカ人の出現を不審に思いました。

外交官よ、キャットは嘘をつきましたが、そうじゃないことぐらいアンドレイ・セイターは知っていました。夕食の際、アンドレイ・セイターは自分の嫁に近いづいた主人公の男を殺すと脅しました。

しかし主人公がオペラハウスの話をしたことで顔色を変えます。それが彼が紛失したプルトニウムの話だとピンときたからです。主人公はセイターにプルトニウムを盗みたいと持ち掛けます。紛失したプルトニウムは北欧に渡り、最終的にはエストニア共和国の首都タリンに行く。そこで奪い取ろうと、提案しました。

主人公はセイターに対し、プルトニウムは渡すから、その代わり妻のキャットを自由にしてやれ、といいました。しかしセイターはそれに答えませんでした。

TENETテネットのあらすじ5 プルトニウムを奪え

タリンで主人公はニールたちとともにプルトニウムの奪還作戦を実行に移します。プルトニウムはセキュリティー会社の装甲車によって倉庫に運ばれる最中でした。

主人公とニールたちは見事プルトニウムが入ったスーツケースを奪いましたが、ニールによると、以前にオペラハウスで見たその謎の物体はただのプルトニウムではないそうです。。

そのとき彼らの前に一台の車がバックで追突してこようとします。そこにはセイターと妻のキャットが乗っていて、セイターがキャットに銃を向けていました。スーツケースを渡せというのです。

そこに逆走するもう一台の車が現れます。運転手の姿は見えませんでした。

主人公はしぶしぶセイターに向かってスーツケースを投げました。しかし中身は車のダッシュボードの中に隠しておいたのです。

スーツケースを渡した主人公はキャットとともにセイターに捕まってしまいます。そしてある港の倉庫へと連れて行かれるのでした。

倉庫の中にはエントロピーを逆行させることのできる機械がありました。ガラス越しに向かい合った別々の部屋の中で主人公はキャットがセイターに撃たれるところを見ました。

キャットの入っている部屋は時間が逆行する側の部屋でした。逆行している銃弾に撃たれた場合、致命傷を負うことを主人公は女性科学者から聞いていました。キャットが殺されてしまうと思った主人公は仕方なく、未知の物体のありかを教えます。

そのときです。主人公の仲間が間一髪のところで救出しに来ました。セイターは慌てて反対方向の部屋に移動し、逃亡を図ります。

主人公は自分たちの全ての行動をセイターが把握していることを不思議がりました。もしかすると、テネットの中に密告者がいるのではないか。そう思ってニールを問い詰めます。

その場面を見ていた部隊のリーダー、アイヴスは時間の挟み撃ちにされたんだと言いました。時間の挟み撃ちとはある人が一度ある出来事を経験してから、逆行マシーンを使い自分を逆行させて、過去にさかのぼってまたその出来事の時点に戻ることを言います。

セイターが主人公たちの行動を逐一理解していたのは、そのためだったのです。
そこで主人公とニールたちは担架でキャットを運び、機械の中に入り、その時点からオスロ空港を襲った時点まで戻ることに決めます。その前に主人公はセイターが取り戻しに行った謎の物体を取り返しに行こうとします。

TENETテネットのあらすじ6 時間の逆行

ここで初めて主人公は現在から未来へではなく、現在から過去に逆行した時間の流れの中を進むことになります。逆行中は通常のように空気が吸えないため、ボンベを付ける必要があります。走ると、正面ではなく、背中に風が当たります。熱交換も逆になるため火に触れると、冷たく感じます。ただし、重力は同じだが、自分の周囲は反対方向に動いているかのように見えます。

主人公は車に乗って、さきほどのカーチェイスの現場に行きます。そう、さっき猛スピードで逆走してきた車の運転手は彼自身だったのです。

ところが彼の自動車は途中で横転してしまい、セイターに火を付けられてしまいます。主人公はベッドの上で目を覚ましました。ニールは彼を見て、爆発で低体温床になった奴は君が初めてだ、と言います。

主人公は、取り返しに行ったものの結局謎の物体を盗られてしまったと悔やみました。そして、一度起きたことは変えられないことをやっと理解したよ、というのでした。

主人公は、セイターが謎の物体のことをアルゴリズムと呼んでいるのを聞きました。ニールの説明によれば、アルゴリズムとは9つに分かれた物理的形状の公式で、9つ組み合わせることで、物や人だけでなく世界全体のエントロピーを逆行させることのできる機械装置のことをいうそうです。そう、あの謎の物体とはアルゴリズムの一つだったのです。

しかしもしアルゴリズムを起動させて世界全体を逆行させれば全生命が消滅します。それこそがセイターが企んでいることで、テネットが阻止しようとしていた第三次世界大戦といわれていたことなのです。

オスロ空港についた主人公とニールはマスクをかぶった状態でキャットを担架に乗せて、フリーポートの部屋の中にある逆行マシーンに向かいました。

しかしそのとき主人公がジャンボジェットの爆風に吹き飛ばされて、建物の中へと放り込まれてしまいます。

そこには以前、絵を盗みに来た主人公とニールの姿ありました。そうあのとき二人が戦ったマスク姿の男は主人公本人だったのです。主人公は格闘の末、マシーンの中を通過して順行に戻りました。

主人公が自分自身とニールの気を引いているうちに未来から来たニールがキャットと一緒に逆行マシーンに入り、時間を順行に戻しました。

これによって未来から来た三人は普通の時間の流れの中に戻り、逆行弾を受けたキャットの傷も癒えたのでした。

主人公はその足でプリヤに会いに行きました。プリヤはアルゴリズムのことも全て知っていました。知ったうえで主人公にセイターに接近させ、アルゴリズムを奪う計画を練らせ、失敗させていたのでした。

そうすることによって9つあるアルゴリズムをセイターに全て集めさせようという計画だったのです。

プリヤは主人公にノルウェーのトロンハイムに向かうように指示します。そこでチームが最後のオペレーションのために待機しているというのです。アルゴリズムを逆に利用してセイターと戦う作戦に出るというのです。

TENETテネットのあらすじ7 ファイナルオペレーション

しかしながらセイターを殺すことはできませんでした。なぜならセイターには脈に発信機が装着されており、彼が死んだらアルゴリズムが作動するようになっていたからです。つまり彼の死は全世界の滅亡を意味していました。

ところがキャットは主人公とニールに、セイターは末期癌を患っていていずれにしろ死ぬつもりであることを伝えます。そうセイターは最初から自分と一緒に世界を道連れにする気だったのです。

もし自ら死を選ぶならセイターは最後に夫婦が幸せを感じたベトナム旅行中に死ぬのではないかと考えました。

そこで彼らの作戦はセイターが自殺する前に9つ揃ったアルゴリズムを全部奪うというものでした。

アルゴリズムが埋められているのは、かつてセイターが住んでいたストルスク12と呼ばれる旧ソ連の閉鎖都市の地下。そこでは地下実験が行われていました。
そういえばストルスク12では14日に爆発があったとイギリス人の情報提供者クロスビーが言っていたのを主人公は思い出します。その爆発によってアルゴリズムが地下へと埋もれてしまったそうなのです。

そこで主人公率いるテネットの軍隊は14日のストルスク12に戻って時間の挟み撃ちを行います。レッドチームは時間を順行し、ブルーチームは逆行します。ブルーチームはすでに作戦を終えており、爆心地にすでに爆弾を落とし、アルゴリズムが隠されている場所へと続く道を作っています。

あとは爆発前にアルゴリズムを取ってくるだけです。両チームに与えられた時間は10分。主人公は軍隊のリーダー、アイヴスと共にアルゴリズムのある地下へと降りていくのが任務でした。

ところがいざ地下へと進むと、アルゴリズムを目の前にしたところには鉄格子にカギがかけられていました。鉄格子の向こう側にはテネットの軍隊の一員とみられる男の死体と、かつてオペラハウスで見た、オレンジ色の紐で結ばれたお守りのついたバックパックがありました。

一方、ニールは地下にある逆行マシーンの中に入り、未来から先回りして鉄格子の向こう側にまで行きます。そうそこに転がっていた体はニールのもので、オレンジ色の紐のお守りも彼のだったのです。

ニールは身を呈して銃弾を防ぎ、内側から鉄格子の鍵の開けて主人公をアルゴリズムのある場所へと導きました。

もう一人のニールは車を運転し、アルゴリズムを奪ったアイヴスと主人公を爆発と同時にロープで地下から引き上げました。

見事、彼らはミッションを完了させたのです。その直前にキャットはセイターをヨットの上で殺していました。

そしてすかさずヨットから海へと飛び降りたのでした。その姿を過去の自分自身が見つめていました。セイターは死にましたが、アルゴリズムは作動しませんでした。

主人公とニールとアイヴスはアルゴリズムを三等分して、それぞれで責任をもって隠すことにしました。

しかしニールは主人公にアルゴリズムを返します。まだ、最後にやり残したことがあるからです。それはあの鉄格子のところに戻って撃たれる、ということです。それによって彼のミッションが完了するのでした。

最後に主人公はニールに誰に雇われたのか聞きました。すると、ニールは未来の主人公に雇われたんだと言いました。そうテネットの黒幕はプリヤではなく、主人公自身だったのです。彼が未来でニールや過去の自分自身を雇っていたのでした。

その後、主人公はキャットのいる場所へと向かいました。そこではプリヤが今まさに秘密を知り過ぎているキャットを殺害しようとしているところでした。

プリヤはキャットと彼女の息子のマックスだけは任務が終わった後も消すことはないと約束していたにも関わらず、それを破って抹殺しようとしていたのです。主人公はそれを阻止するために仕方なくプリヤを殺します。プリヤもまた主人公に雇われていた一人にすぎなかったのです。

主人公はキャットと息子のマックスが幸せそうに歩いて行く姿を車の中からただ見つめていました。

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