ミスター・ガラスのラストシーンの意味を解説

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「アンブレイカブル」、「スプリット」と約20年に渡って続いた三部作のフィナーレとなる「ミスター・ガラス」。その論争を巻き起こしたラストシーンを紹介します。

三人のヒーローの死

デヴィッド、ケヴィン、ミスター・ガラスの三人は隔離されていた収容施設を抜け出し、建物の前で対峙します。

当初の計画ではオープンしたばかりの高層ビル「大阪タワー」の上で戦うはずでしたが、戦いの場を選ぶ間もなく、ビーストことケヴィンはケヴィンに襲い掛かります。そこに通報を聞きつけて現れたのが警察、そして精神科医のステイプル医師です。

ケヴィンは、ミスター・ガラスにそそのかされてデヴィッドを攻撃していたものの、デヴィッドからケヴィンの父親も列車の脱線事故の被害者だったことを聞き、態度を変えます。

そう、ミスター・ガラスはケヴィンの能力を引き出すためにあの列車の事故で父親の命を奪ったのです。その結果未亡人となった母親がケヴィンを虐待するようになり、多重人格者となったのでした。

つまりデヴィッドもケヴィンもミスター・ガラスが操ったことにより、スーパーパワーを発揮するようになったのです。

それを知ったケヴィンはすさまじい怒りを覚えミスター・ガラスを攻撃します。もともと体の弱いミスター・ガラスはこの攻撃によって命を落とします。

続いてスナイパーが撃った弾がケヴィンの胸を貫通し、まもなくケヴィンも息を引き取ります。最後に残ったデヴィッドも水たまりの中に顔をうずめられ、溺死してしまうのでした。

ステイプル医師の正体

ステイプル医師はデヴィッドが溺れかけているときに彼の手を握ります。そこで初めてデヴィッドは彼女の正体を理解したのです。

そう、ステイプル医師は秘密結社のメンバーだったのです。秘密結社のメンバーは手に三つ葉のクローバーのタトゥーを彫っているのが特徴です。

実は彼らは、1万年以上にも渡って特殊な能力を持つ人間たちを抹殺し、世の中のバランスを保っていたのでした。

というのも一人特殊な能力を持つ人間が現れると、その一方で対極の人間が現れ、世界がカオスに陥るからです。

秘密結社にとっては正義も悪もなく、彼らの仕事はただスーパーヒーロー、またはヴィランを抹殺することにあります。そのようにして平和を保ち、社会からヒーローの存在を抹消していたのです。

「アンブレイカブル」でミスター・ガラスは、エジプト人が壁に絵を描いて史実を伝えように、コミックで描かれていることも実際に誰かが体験した歴史を伝えているのではないかと語っていましたね。あのセオリーは正しかったのです。

ミスター・ガラスが仕掛けた罠

秘密結社が三人のヒーローを秘密裏で倒したかに思えたのもつかの間。人々を操ることに長けたミスター・ガラスが実は監視カメラを使って三人たちの最後の様子をネット配信していたことが分かります。

その動画を最初に受け取ったのは、ほかでもないデヴィッドの息子、ミスター・ガラスの母親、そしてケヴィンの拉致被害者のケイシーの三人です。

三人は電車の駅のベンチに座りながら、人々に動画が拡散されていく瞬間を目の当たりにします。これにより特殊な能力を持つヒーローの存在を誰もが知ることになったのです。そしてこれを機にまた新たなヒーローが目覚めるのか、という余韻を残して物語は幕を閉じます。

それはまるでまだ続きがあるかのような、全く新しいヒーローたちがこれから誕生するかのような終わり方でしたね。果たして続編は作られるのでしょうか。

ミスター・ガラスにはエンドロール後のおまけシーンはある?

「スプリット」のエンドロール後には、デヴィッドがサプライズで登場したおまけシーンがありました。あのシーンによって「アンブレイカブル」と「スプリット」、そして「ミスター・ガラス」の世界がつながっていることが改めて明らかになりましたね。

しかしながら本作にはおまけシーンは存在しません。つまりこの世界にはこれ以上続きがないと考えるのが自然なのかもしれません。

実際、M・ナイト・シャマラン監督は、今のところ続編を製作する気はないとあるインタビューで語っていることからも、その可能性は極めて低そうです。

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