【ネタバレ】韓国映画バーニングの新事実!犯人はベンじゃない?

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謎の多い韓国映画「バーニング」。普通に見るだけでは、つい見逃してしまうストーリーのポイントと衝撃の事実を紹介します。

1、ベンがシリアルキラーであることを示唆するセリフの数々

果たしてベンは趣味のような感覚で女性を次々と消していたのでしょうか。実はベンはそれを臭わせるセリフを多く話しています。例えば次のようなセリフがそれに当たります。

  • 僕は生まれてから一度も涙を流したことがない
  • 僕は楽しみのためならなんでもする
  • 僕は料理が好きだ。料理は人間が神にお供えものを与えるようなものだから。僕は自分に対してお供えものを与えて、それを食べている。
  • 僕はビニールハウスを燃やすのが趣味だ。
  • ビニールハウスを燃やすとまるでそこに存在しなかったかのように完全に消すことができる。
  • ビニールハウスを燃やしているときベースの音が骨に染みる

やはりベンはシリアルキラーなのでしょうか。

もちろん以上のセリフは、「ビニールハウス」が女性の比喩であり、ベンがシリアルキラーであるという前提で考えたときに意味を成します。

かなり有力なヒントですが、かといってセリフだけでは証拠にはならないのもまた事実です。

2、ナイフ

衝撃のラストシーンではジョンスがナイフを使って犯行に及びますが、実は物語の序盤でその伏線となるシーンがあります。

ジョンスが父親の実家に引っ越してきたばかりのとき自炊するシーンでは包丁を慣れた手つきで使っていました。あのときからラストシーンまでのカウントダウンは始まっていたのです。

また、その数分後には倉庫にサバイバルナイフがたくさん保管されているのを見つけ、ジョンスは驚いた表情を浮かべるのでした。

犯行に使ったのはこの中のどれかの可能性が高いです。

3、新しい被害者

ベンがビニールハウスを燃やす趣味を明かした夜、「二か月ごとに燃やす」、「最後に燃やしたのはアフリカに旅立つ前だ」と言ったのを覚えているでしょうか。

もしベンが女性を次々と消し去っているとしたら、ヘミの前にも少なくとも一人は被害者がいたということになります。トイレの引き出しには複数の女性のアクセサリーがあったので、被害者は一人どころじゃないかもしれません。

物語は、ヘミの失踪にばかりフォーカスしていますが、実はヘミの失踪後も新しいターゲットが現れます。そう、ジョンスの前に現れた名前もない若い女性です。

実はこの女性とヘミには興味深い共通点があります。それはヘミとはアフリカで、そしてこの女性とは中国で知り合った可能性が高いことです。

というのも友人を招いてベンの家でパーティーを開いたとき、女性は延々と中国人について語っていたからです。それをベンの友人が笑いながら聞いていました。あの光景はヘミがベンの友人の前でアフリカの話をしたのと全く同じ光景でしたね。

もしかすると、ベンは新しい女性を海外から連れてきては、友人たちの前で話をさせる、ということを毎回しているのかもしれません。

そしてベンは二回ともあくびをしながら聞いていましたね。そもそも最初から女性の話には興味がないのです。目的はほかにあるのだから。

4、メイクが意味するもの

ベンが女性にメイクするシーンがありましたが、あれが意味するのは一体なんなのでしょうか。それは女性を消し去る前に顔を綺麗に整える一種の儀式である、と考えられそうです。葬式の前に遺体に化粧をするのと同じですね。

ベンにとっては最後のメイクは自分でやるのがポリシーだったようです。そしてヘミもまた同じようにメイクをされたと考えるのが自然でしょう。

5、井戸の意味

ジョンスが最後までこだわったこと、それはヘミの井戸の話は本当かどうか、という点です。近所の人は井戸があったことを覚えていません。

ヘミの家族も井戸のことなんて忘れていました。ヘミはよく嘘をつくから作り話だろうとまで言いました。

しかしジョンスの母だけは井戸のことをしっかり覚えていたのです。それはジョンスにとってヘミのことを信用するための希望の光ともいえそうです。

もし誰も井戸の存在を認めなかったら、ジョンスは復讐していなかったでしょう。というのも井戸はジョンスがかつてヘミを救出した象徴的な存在だからです。

深い井戸の中で誰にも気づかれずに空を呆然と見つめるヘミの姿は、世の中から突如として姿を消しても誰も気にかけてくれない現実とオーバーラップするのです。

6、ピンクの時計は誰のもの?

物語の序盤、ジョンスはくじ引きに当たり、ピンク色の時計をもらいます。そこで再会したのがくじ引きのブースでキャンペーンガールをしていたヘミです。

そしてジョンスはピンク色ということもあってか、この時計をすぐにヘミにプレゼントしています。

よく見ると、ヘミはこの時計をその後も付けています。アフリカから帰ってきたときにも確かにまだ同じ時計を腕にしているのに注目してください。

ところがベンに家に送ってもらうようになってから、ヘミは時計を付けるのをやめています。つまりあの時からヘミがジョンスからベンに関係を乗り換えたことが分かりますね。

アフリカから帰国した日以来、初めて三人が再会したとき、すでにヘミの腕には時計がありませんでした。

また、しばらくしてヘミが失踪した後、似たピンクの時計を今度はヘミのことを知るバイト仲間がつけています。

もしかすると、ヘミが彼女にあげたのかもしれません。ジョンスはこのシーンのとき彼女の腕をチラチラ見ています。すると、それに気づいた女性は「何を見てるの?」といったような反応をするのがポイントです。

もしヘミが時計を友達にあげたとなると、ヘミはジョンスのことはそれほど好きではなかった。彼の時計をそれほど大事にしていなかったとも考えられそうです。

つまりジョンスは完全なる片思いで、ヘミに対して大きな期待を抱いていたことになります。ヘミを救出するべきだと思っていたのはジョンスの思い上がりだったのでしょうか。

そして肝心なあのシーンに移ります。そう、ベンの家のトイレの引き出しの下りです。そこにある時計をよく見てみましょう。

最初にヘミがつけた時計とは微妙にデザインが異なっているように見えるのは気のせいでしょうか。あるいは同じ時計なのでしょうか。

もしあの時計がヘミのものではないとしたらまだベンが犯人といえるのか。ジェンスは、あの時計がヘミのものであると確信していたかどうかは不明です。しかし時計が誰のものであろうと、あのときジョンスはすでに犯行を決意していたのではないでしょうか。

ジョンスの復讐は、もはやヘミの敵を討つだけが目的ではなかったはずです。あれは全ての鬱憤を晴らすための社会に対する復讐、または自分には手の届かない特権階級の象徴的な存在であるベンに対する個人的な反抗だったと言えそうです。